バストアップの手術を躊躇する理由に「痛み」への不安が多いようです。
実際にバストアップの手術では、個人差があるものの、少なからず痛みが伴います。
バック挿入法では脇下を切開しますが、手術中は麻酔をするため痛みはほとんど感じません。しかし異物である人工バッグが体に順応するまで、しばらくの間は痛みを感じることになります。また拘縮を予防するための手術後のマッサージでも痛みを伴います。
脂肪注入法では手術後3ヶ月程度は、脂肪吸引部が痛んだり、感覚が低下することがあります。脂肪を吸引する部位によって痛みの度合いが異なり、一般的に太もも、腹部は痛みが強く、太もも、下もも、頬はひどく腫れることもあります。こういった症状は時間とともに元に戻りますが、まれに知覚の低下が少し残ることがあります。
また、吸引手術を行った多くの人に手術後の1週間から2週間は内出血や青アザ、しびれなどの症状が出ます。
現在は医療技術やクリニックのサポートにより痛み止めや手術後の麻酔などの対策が充実し、痛みを軽減することができるようになっています。
豊胸手術は他の方法と比べて短期間で確実なバストアップ効果を得られる方法ですが、その分身体にはかける負担が大きいということを認識しておくことが大切です。事前に痛みを心得ておくことで、不安を抑えることができるでしょう。
バストアップの手術には痛みへの対策として麻酔が必要です。
麻酔とは一時的に痛みや知覚、意識を喪失させることをいいます。麻酔は大きく「全身麻酔」と「局所麻酔」の2種類に分けられます。全身麻酔は全身の感覚と意識を喪失させ、局所麻酔では意識は喪失させず、手術を行う部分だけの感覚を喪失させます。
かつて豊胸手術の麻酔は全身麻酔が一般的でした。しかし全身麻酔が体に与える負担は大きく、入院を要する大掛かりな手術になっていました。
バストだけの手術でなぜ全身麻酔かというと、バスト全体に局所麻酔を効かせるためには多く数本の注射を打つことになってしまうからです。しかし麻酔の注射は痛みが強く、患者に与える負担は大きくなっていました。
こういった問題から、豊胸手術に広まりつつある麻酔は「硬膜外麻酔」です。硬膜外麻酔とは局所麻酔の一種で硬膜外の空間に麻酔薬を注入する方法です。呼吸や意識はそのままで、バストの痛みだけを取り除くことができます。無痛分娩などでは既に広く行われており、豊胸手術では日帰り手術が可能です。
また静脈麻酔も局所麻酔の一つですが、点滴による麻酔薬の注入で、短時間や狭い範囲のバストアップ手術で用いられます。
現在ではクリニックによって麻酔の選択はさまざまですが、多くのクリニックでは患者の状況に応じて、全身麻酔、局所麻酔を使い分けています。
麻酔によるトラブルは多く、麻酔へのしっかりとした体制が整っていることはクリニックの必須条件です。麻酔科標榜医を置いているクリニックや安全体制の整っているクリニックを選び、安全なバストアップの手術を受けましょう。